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  • 仕事の三本柱「お金・やりがい・人間関係」とは?

    私たちが日々働く中で、「何のために働くのか」を考えると、必ずといっていいほど浮かんでくるのが お金・やりがい・人間関係 の3つです。これは「仕事の三本柱」とも言える存在であり、このバランスが整っているかどうかで、働きやすさや人生の満足度が大きく変わります。


    1. お金 ― 生活の基盤

    まず欠かせないのは「お金」です。仕事は収入を得る手段であり、生活を支えるために不可欠です。十分な収入が得られなければ、生活に不安が生じ、心の余裕を失ってしまいます。

    – 給与が安定していること
    – 労働に見合った報酬があること
    – 将来を見据えた昇給や保障があること

    これらが整うことで、安心して働き続けることができます。


    2. やりがい ― 成長と充実感

    お金だけでなく、仕事に「やりがい」を感じられるかも重要です。やりがいはモチベーションの源であり、仕事を「ただの作業」ではなく「自己成長の場」として感じさせてくれます。

    – 自分のスキルや知識を活かせる
    – 目標達成や成果が評価される
    – 社会や誰かの役に立っていると実感できる

    こうした経験は、自分の存在価値を高め、長期的に仕事を続ける力になります。


    3. 人間関係 ― 働きやすさの鍵

    最後に見逃せないのが「人間関係」です。たとえ給与が高く、やりがいのある仕事でも、職場の人間関係が悪ければストレスは大きくなり、心身をすり減らしてしまいます。

    – 上司や同僚との信頼関係
    – 困ったときに助け合える環境
    – 意見を言いやすい風通しの良さ

    職場の雰囲気が良ければ、困難も乗り越えやすくなり、安心して働くことができます。


    まとめ ― 三本柱のバランスを整える

    「お金」「やりがい」「人間関係」は、どれか一つだけが突出していても、長くは続きません。お金があってもやりがいがなければ虚しく、人間関係が悪ければ疲れてしまいます。大切なのは、この三本柱のバランスを見つめ直し、自分に合った働き方を選んでいくことです。

    あなたにとって「理想の三本柱」はどのような形でしょうか?ぜひ一度、立ち止まって考えてみてください。

  • 心技体の体について

    心技体の体について

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

    福祉道の心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    エッセンシャルワーカーである

    ③ 心技体の備わった人間力が大切である

    ※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。

    福祉道の心得の3つ目「心技体の備わった人間力が大切である」で言われるように、人間力を磨くには心技体を兼ね備えることが重要です。対人援助職であり、エッセンシャルワーカーでもある福祉の仕事においては、この心技体を整えた状態で臨んでいくことが求められます。

    心技体とは

    心技体とは心(精神力)、技(技術力)、体(体力)の3つの要素がバランスよく調和している状態を指す言葉です。特に武道やスポーツの世界でよく使われますが、ビジネスや日常生活においても、この3つの要素のバランスが重要であるとされています。

    それぞれの要素について詳しくお話しをしていきます。

    ①心

    精神力、意思、集中力、モチベーション、平常心など、精神的な強さや状態を表します

    ②技

    技術、スキル、知識、経験など、具体的な行動やパフォーマンスの質に関わる要素を表します

    ③体

    体力、身体能力、健康状態など、肉体的な要素を表します

    これらの3要素がバランスよく発達している状態が、最高のパフォーマンスを発揮できる状態であると考えられています。例えば、武道においては、強い精神力(心)と高度な技術(技)を、鍛え抜かれた肉体(体)で支えることで、最大限の力を発揮できるとされます。

    近年では、スポーツやビジネスの分野でも、「心技体」の考え方が重要視されており、それぞれの要素をバランスよく高めることが、目標達成や自己成長につながると考えられています。

    これは福祉の領域、とりわけ対人援助においても同じだと私は考えます。


    そしてここからが今回のテーマ、心技体の「体」についてお話しをしていきたいと思います。まず「体を知る」ということが大切です。生命活動をはじめ仕事や介助を行なっている自分自身の体、そして利用者の体を知るということが大切です。

    体は骨、筋肉、内臓、皮膚などの器官や仕組みから成り、それぞれが連携して生命活動を維持しています。具体的には、脳からの命令で筋肉が関節を動かし、食べ物から取り入れた栄養と酸素でエネルギーを生み出し、心臓が全身に血液を送り出すといった複雑な機能を持っています。

    体の構成要素

    • 成分:
      体は約60%が水分で、その他にタンパク質、脂質、ミネラルなどが含まれています。主要な元素は酸素、炭素、水素、窒素で、全体の95%を占めます。
    • 器官・仕組み:
      体は心臓、肺、胃などの「器官」や、骨や筋肉、神経、血管などの仕組みが集まってできています。
    • 外観:
      頭、首、胴体、両腕、両脚の「五体」に分けられ、それぞれが異なる役割を担っています。

    体の機能

    • エネルギー生産:
      食事から摂った栄養分と呼吸で取り入れた酸素を使って、体内でエネルギーを作り出します。
    • 運動と活動:
      脳からの指令で筋肉が収縮し、関節を動かすことで手足が動き、運動することができます。
    • 体温調節:
      寒い時には筋肉の震えや血管の収縮によって熱を作り出し、体温を維持します。
    • 血液循環:
      心臓がポンプの役割を果たし、血液を全身に送り出すことで栄養や酸素を運び、二酸化炭素を回収します。
    • 感覚と保護:
      皮膚には外部からの刺激を感じ取るセンサーがあり、外部の刺激から体を保護する役割も担います。

    体を維持するために

    • 食事::体に必要な栄養を摂取し、エネルギーを生産します。
    • 運動::筋肉を動かすことで骨が強くなり、全身の健康を維持します。
    • 睡眠・休養::体や脳を休ませ、生命活動を維持するために不可欠です

    介護や医療の現場においては、体を知るために行うバイタルチェックが大切です。

    バイタルチェック(バイタルサイン測定)とは、体温、脈拍、呼吸、血圧、意識レベルなどの生命の兆候(バイタルサイン)を測定し、健康状態を客観的に把握する検査です。全身状態の変化や異常のサインを早期に発見し、適切な処置につなげる目的で行われます。特に高齢者など体調変化が自覚しにくい方にとって、病気の早期発見・早期治療に繋がり、重症化を防ぐ上で重要です。

    バイタルサインの主な項目

    • 体温(体温):最も一般的な測定項目です。
    • 脈拍(みゃくはく)::心臓の動きを測る指標です。
    • 呼吸(こきゅう)::呼吸の回数や深さを確認します。
    • 血圧::心臓が血液を送り出す圧力です。
    • 意識レベル::意識がはっきりしているか、ぼんやりしているかを確認します。
    • SpO2(血中酸素飽和度)::介護現場で測定されることもある項目で、血液中の酸素濃度を測ります。

    バイタルチェックの目的と重要性

    • 健康状態の把握:
      客観的なデータをもとに、全身の健康状態を把握できます。
    • 異常の早期発見:
      測定値の変化を継続的に確認することで、体調の異変にいち早く気づくことができます。
    • 病気の早期発見と治療:
      異常が発見された場合は、速やかに医師に連絡し、適切な指示を仰ぐことで、病気の早期発見・早期治療に繋がります。
    • 介護・医療サービスの安全な提供:
      介護現場では、利用者様が安全に入浴や訓練などのサービスを受けられるかの判断材料となります。

    実施される場面

    • 医療現場:
      病院では定期的に測定され、患者の状態変化の記録に利用されます。
    • 介護現場:
      高齢者の体調変化を早期に発見し、適切なケアを提供するために行われます。
    • 訪問看護:
      訪問介護の際に、利用者様の状態を確認し、医療との連携を図る上で重要な役割を果たします。

    実施する際の注意点

    • 利用者様に触れて測定するため、機器の取り扱いや測定方法について理解し、安心してもらえるように説明しながら行いましょう。
    • 測定結果は記録し、変化があればかかりつけ医への連絡や指示を仰ぎます

    いかがでしたでしょうか?

    今回は心技体の「体」について、まず「体を知る」ということが大切だとお話ししてきました。利用者の体を知るということは、生命活動をはじめ仕事や介助を行なっている自分自身の体を知ることでもあります。

    これらは利用者の安全安心を確保するために必要な知識ではありますが、その前に利用者のケアをする介助者がいなければなりません。介助者はなるべく負担を小さくし体を壊さないようにするといった工夫も大切です。

    次回以降は利用者や介助者の体にまつわるお話しを小出しで出していきたいと思います。

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

    (さらに…)
  • 心技体の技について

    心技体の技について

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

    福祉道の心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    エッセンシャルワーカーである

    ③ 心技体の備わった人間力が大切である

    ※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。

    福祉道の心得の3つ目「心技体の備わった人間力が大切である」で言われるように、人間力を磨くには心技体を兼ね備えることが重要です。対人援助職であり、エッセンシャルワーカーでもある福祉の仕事においては、この心技体を整えた状態で臨んでいくことが求められます。

    心技体とは

    心技体とは心(精神力)、技(技術力)、体(体力)の3つの要素がバランスよく調和している状態を指す言葉です。特に武道やスポーツの世界でよく使われますが、ビジネスや日常生活においても、この3つの要素のバランスが重要であるとされています。

    それぞれの要素について詳しくお話しをしていきます。

    ①心

    精神力、意思、集中力、モチベーション、平常心など、精神的な強さや状態を表します

    ②技

    技術、スキル、知識、経験など、具体的な行動やパフォーマンスの質に関わる要素を表します

    ③体

    体力、身体能力、健康状態など、肉体的な要素を表します

    これらの3要素がバランスよく発達している状態が、最高のパフォーマンスを発揮できる状態であると考えられています。例えば、武道においては、強い精神力(心)と高度な技術(技)を、鍛え抜かれた肉体(体)で支えることで、最大限の力を発揮できるとされます。

    近年では、スポーツやビジネスの分野でも、「心技体」の考え方が重要視されており、それぞれの要素をバランスよく高めることが、目標達成や自己成長につながると考えられています。

    これは福祉の領域、とりわけ対人援助においても同じだと私は考えます。


    そしてここからが今回のテーマ、心技体の「」について以下の3つの領域に分けてお話ししていきます。

    ①情報収集能力

    ②業務遂行能力

    ③コミュニケーション能力


    ①情報収集能力

    情報収集能力とは、必要な情報を迅速に探し出し、その情報が「正確で」「有益」であるかを見極め、活用するスキルのことです。インターネットの普及で情報が容易に入手できるようになった一方で、誤情報も増えているため、信頼できる情報を効率的に集め、正しい判断を下す能力はますます重要になっています。

    情報収集能力が高い人の特徴

    • 情報感度が高い:
      幅広い分野に関心を持ち、アンテナを張って常に新しい情報を求めている。
    • 目的に合わせて情報を探せる:
      何のために情報を集めるのか目的が明確で、必要な情報とその優先順位を把握している。
    • 情報源の信頼性を見極められる:
      複数の情報源を比較し、情報の正確性や有益性を見抜く力がある。
    • 情報を整理・分類できる:
      集めた情報を効率的に整理し、本当に利用できる情報を選び出すことができる。

    情報収集能力を効果的に高める方法

    • 収集目的を明確にする:
      何のために情報を集めるのかを最初に決め、必要な情報の範囲を絞り込むことが重要です。
    • 情報源を複数持つ:
      一つの情報源に依存せず、複数の情報源を使い分けることで情報の量と質を高められます。
    • 信頼できる情報源を見つける:
      インターネットや書籍などの情報の中から、信頼できる情報源を特定するスキルを身につけ、疑わしい情報は複数のソースで裏付けを取ります。
    • 好奇心を持ち続ける:
      幅広い物事に関心を持ち、積極的に新しい情報に触れることで、情報収集の視野が広がります。

    ②業務遂行能力

    業務遂行能力とは、担当する業務を質の高い成果とともに効率的にやり遂げるために必要な知識やスキル、能力の総称です。具体的には、専門的な知識や技術に加え、問題解決能力、分析力、コミュニケーション能力、タスク管理能力など、様々な能力が組み合わさることで発揮されます。これは個人のキャリアアップだけでなく、組織全体の成長に貢献する重要な要素です。

    業務遂行能力に含まれる主な能力

    • 保有能力(持つ能力):
      業務を遂行する上で身につけている知識や技術、経験など。
    • 発揮能力(活用できる能力):
      保有能力を実際の業務で活かすための、以下のような能力。
      • 思考・分析・判断力:業務の目的や本質を理解し、最適な行動を判断する力。
      • コミュニケーション能力:相手の意図を正確に理解し、自分の考えを的確に伝え、協力を得る力。
      • マネジメント能力:計画を立て、タスクを管理し、効率的に業務を完遂する力。
      • チームワーク:周囲と協力して目標達成を目指す力。
      • 主体性・責任感:業務に対して積極的に取り組み、最後までやり遂げる意識。

    業務遂行能力を高めるポイント

    • 具体的な目標と目的の理解:
      業務の最終的な目的や、なぜその業務を行うのかを明確に理解することが重要です。
    • 専門知識の習得と実践:
      業務に必要な知識や技術を習得し、実践を通して経験を積むことが大切です。
    • 周囲との連携:
      周囲の人と円滑にコミュニケーションを取り、協力を得ながら業務を進めることが求められます。
    • 継続的な学習:
      変化する状況に対応するため、常に学び続ける姿勢が重要です。

    ③コミュニケーション能力

    コミュニケーション能力とは、他者と意思疎通を行い、感情や情報を「共有」「理解」し合える能力のことです。これは、言葉による「言語コミュニケーション」だけでなく、身振り手振りや表情、口調といった「非言語(ノンバーバル)コミュニケーション」も含まれる包括的なスキルであり、双方向のやり取りを通じて良好な人間関係を築き、円滑な協調や協力関係を築く上で非常に重要です。

    コミュニケーション能力を構成する要素

    • 伝える力:
      自分の考えや感情を、相手に分かりやすく、正確に、論理的に伝える能力です。
    • 聞く力(傾聴力):
      相手の話を注意深く聞き、言葉の背後にある感情や意図を汲み取る能力です。
    • 理解する力:
      相手の立場に立って物事を考え、共感し、状況を正しく理解する感受性や柔軟性です。
    • 質問する力:
      相手の意図を明確にするため、適切なタイミングで質問する能力です。
    • 共感・協調する力:
      相手の気持ちに寄り添い、協力して目標を達成しようとする姿勢です。

    コミュニケーション能力の重要性

    • 良好な人間関係の構築:
      仕事や日常生活、家庭などあらゆる場面で、信頼関係を築き、円滑な人間関係を築く土台となります。
    • チームのパフォーマンス向上:
      情報共有や意思疎通がスムーズになることで、チームワークが強化され、共通の目的達成に貢献できます。
    • 自己成長:
      相手の意見やフィードバックを適切に受け止めることで、自身の成長を促すことができます。
    • 企業が求める人材:
      多くの企業が、協調性や問題解決能力の基盤となるコミュニケーション能力を重視しています。

    いかがでしたでしょうか?

    心技体の「」について①情報収集能力、②業務遂行能力、③コミュニケーション能力に分けてお話ししてきました。

    福祉の仕事においては利用者、家族、職員、外部機関など様々な立場の方と接する機会があります。また、他の仕事や生活の場でもこれらの能力は重宝しますので、自身と照らし合わせながら振り返る機会を持つことが大切だと思います。

    次回以降はこれらのコツについて小出しでお話ししていきたいと思います。

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

    (さらに…)
  • 心技体の心について

    心技体の心について

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

    福祉道の心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    エッセンシャルワーカーである

    心技体の備わった人間力が大切である

    ※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。

    福祉道の心得の3つ目「心技体の備わった人間力が大切である」で言われるように、人間力を磨くには心技体を兼ね備えることが重要です。対人援助職であり、エッセンシャルワーカーでもある福祉の仕事においては、この心技体を整えた状態で臨んでいくことが求められます。

    心技体とは

    心技体とは心(精神力)、技(技術力)、体(体力)の3つの要素がバランスよく調和している状態を指す言葉です。特に武道やスポーツの世界でよく使われますが、ビジネスや日常生活においても、この3つの要素のバランスが重要であるとされています。

    それぞれの要素について詳しくお話しをしていきます。

    ①心

    精神力、意思、集中力、モチベーション、平常心など、精神的な強さや状態を表します

    ②技

    技術、スキル、知識、経験など、具体的な行動やパフォーマンスの質に関わる要素を表します

    ③体

    体力、身体能力、健康状態など、肉体的な要素を表します

    これらの3要素がバランスよく発達している状態が、最高のパフォーマンスを発揮できる状態であると考えられています。例えば、武道においては、強い精神力(心)と高度な技術(技)を、鍛え抜かれた肉体(体)で支えることで、最大限の力を発揮できるとされます。

    近年では、スポーツやビジネスの分野でも、「心技体」の考え方が重要視されており、それぞれの要素をバランスよく高めることが、目標達成や自己成長につながると考えられています。

    これは福祉の領域、とりわけ対人援助においても同じだと私は考えます。


    そしてここからが今回のテーマ、心技体の「」について詳しくお話しをしていきます。

    結論から話すと「いかに心の器を空にした状態で相手に向き合えるか」に帰結します。器の大きさはそう簡単に変えることが出来ませんが、器に溜まる水は工夫次第で減らすことが出来ます。

    数学やプログラミングなどにおいて変数と定数というものがあります。変数はその名の通り変えることが出来る数ですが、定数は変えることが出来ない数です。

    つまりは、自分の中で何を変えることが出来て何を変えることが出来ないのかをよく知ることが大切というわけです。

    対人援助というだけあって、利用者や患者、その家族、時には職員同士といった、生身の人間のポジティブな表現からネガティブな表現までダイレクトに受け止めなければならない場面が多くあります。

    プライベートでの出来事も含めてその他様々なストレスが積み重なってしまうと、相手のささいな言動や何気ない時に突然感情が爆発してしまう時があります。そうなってしまうと、相手に感情のまま言葉や行動をぶつけ、人間関係のこじれや虐待などといった取り返しのつかないことへと繋がっていきます。


    心の器を知る

    では、そうならないためにはどのようにしたらよいかを考えていきます。

    まず、水がギリギリまで入っているコップに一滴一滴ゆっくりと水を注いでいく状況をイメージしてみます。

    表面張力によって水面がパンパンに膨らんで今にも溢れ出してしまいそうな状況です。

    そして遂に、これまで押さえつけられていたものが決壊して水が一気に溢れ出していきます。これが感情が爆発した状態であり、コントロールを失った状態です。そうなってしまうと、相手に感情のまま言葉や行動をぶつけ、人間関係のこじれや虐待などといったことへ繋がっていきます。

    ここで大切なのは、注がれていた一滴一滴の水はあくまでコップから水が溢れる小さな原因に過ぎないということです。そしてもっと大切なのは、コップに元々入っていた水が大きな原因であるということです。

    一滴一滴の水は仕事や社会生活を送る上でのちょっとしたストレスの積み重ねであり中々避けることが出来ません。これは外からのストレスと言えます。

    一方、元々コップに溜まっていた水は自分自身で作り出してしまっている内からのストレスと言えます。

    そのため、感情のコントロールを失っている時や失いやすくなっている時は、注がれていた一滴一滴の水というきっかけに着目するのなく、コップに元々溜まっていた水に着目してみることが大切です。

    そして、コップに元々溜まっていた水は、考え方を身につけることで減らすことが出来るようになります。

    様々なことを学んだ上ですることは、プラスではなくマイナス、足すのではなく引く、です。

    次回以降は心の器を空にするための具体的なコツついて小出しでお話ししていきたいと思います!

    最後まで読んで頂きありがとうございました。

    (さらに…)
  • 福祉道の心得③「心技体の備わった人間力が大切である」

    福祉道の心得③「心技体の備わった人間力が大切である」

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

    福祉道の心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    エッセンシャルワーカーである

    ③ 心技体の備わった人間力が大切である

    ※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。


    そして今回は、福祉道の心得の3つ目「心技体の備わった人間力が大切である」について詳しくお話しをしていきます。

    人間力を磨くには心技体を兼ね備えることが重要です。そして、対人援助職であり、エッセンシャルワーカーでもある福祉の仕事においては、この心技体を整えた状態で臨んでいくことが求められます。

    心技体とは

    心技体とは心(精神力)、技(技術力)、体(体力)の3つの要素がバランスよく調和している状態を指す言葉です。特に武道やスポーツの世界でよく使われますが、ビジネスや日常生活においても、この3つの要素のバランスが重要であるとされています。

    それぞれの要素について詳しくお話しをしていきます。

    ①心

    精神力、意思、集中力、モチベーション、平常心など、精神的な強さや状態を表します

    ②技

    技術、スキル、知識、経験など、具体的な行動やパフォーマンスの質に関わる要素を表します

    ③体

    体力、身体能力、健康状態など、肉体的な要素を表します

    これらの3要素がバランスよく発達している状態が、最高のパフォーマンスを発揮できる状態であると考えられています。例えば、武道においては、強い精神力(心)と高度な技術(技)を、鍛え抜かれた肉体(体)で支えることで、最大限の力を発揮できるとされます。

    近年では、スポーツやビジネスの分野でも、「心技体」の考え方が重要視されており、それぞれの要素をバランスよく高めることが、目標達成や自己成長につながると考えられています。


    これは福祉の領域、とりわけ対人援助においても同じだと私は考えます。

    次回以降はこの「心技体」のそれぞれの要素について、私が培った経験から福祉の知識と支援のノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。ぜひその奥義を習得して活かして頂ければと思います!

    (さらに…)
  • 福祉道の心得②「エッセンシャルワーカーである」

    福祉道の心得②「エッセンシャルワーカーである」

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

    福祉道の心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    ②エッセンシャルワーカーである

    心技体の備わった人間力が大切である

    ※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。


    そして今回は、福祉道の心得の2つ目「エッセンシャルワーカーである」について詳しくお話しをしていきます。

    エッセンシャルワーカーとは

    「エッセンシャルワーカー」とは、社会の基盤を支えるために なくてはならない仕事 に従事する人たちを指します。特に 新型コロナウイルスの流行時(2020年以降) に注目された概念で、社会が危機にあっても継続が求められる職種を意味します。

    ◆ 主な職種の例として以下が挙げられます。

    • 医療・福祉:医師、看護師、介護職員、福祉職員など

    • 生活インフラ:電気・水道・ガス・通信の維持に関わる職員

    • 運輸・物流:配送ドライバー、郵便配達員、鉄道やバスの運転士など

    • 小売・飲食:スーパーやコンビニの店員、食品を扱う工場や流通関係

    • 公共サービス:ごみ収集員、警察官、消防士など

    ◆ 特徴

    • 「社会を止めない」ために不可欠な職種

    • 多くは人と人が直接かかわる仕事

    • 低賃金・労働過重が問題視されることも多い

    • 社会的には感謝されやすいが、待遇改善が課題


    対人援助職とエッセンシャルワーカーの関係

    • 対人援助職の多く(医療・福祉・教育)は、同時にエッセンシャルワーカーでもある

    • ただし「対人援助職」は「人を支援すること」を専門性とする職業群

    • 「エッセンシャルワーカー」は「社会を維持するために必要な職業群」という社会的区分

    つまり、

    • 「対人援助職」は 専門職としての性質 を強調

    • 「エッセンシャルワーカー」は 社会における必要性 を強調

    という違いがあります。


    課題と展望

    • 待遇の改善:社会的に重要視される一方、低賃金・人手不足が深刻

    • メンタルケア:ストレス・燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐ仕組みが必要

    • 社会的評価の向上:単なる「支援者」ではなく、専門性を持つ職業として尊重されるべき

    • DXやAIの導入:単純業務は機械化し、人間ならではの「共感」や「関係構築」に集中できる環境整備が進むと期待


    いかがでしたでしょうか?

    次回は福祉道の心得の3つ目「心技体の備わった人間力が大切である」について深掘ってお話ししていきます。日常生活においても応用出来ますのでぜひお試しあれ!

    (さらに…)
  • 福祉道の心得①「対人援助職である」

    福祉道の心得①「対人援助職である」

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

    福祉道の心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    エッセンシャルワーカーである

    心技体の備わった人間力が大切である

    ※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。


    そして今回は、福祉道の心得の1つ目「対人援助職である」について詳しくお話しをしていきます。

    対人援助職とは

    「対人援助職」とは、人と直接かかわりながら、その人の生活や心身の問題を解決・支援する職業の総称です。

    「人を支えること」そのものが専門性であり、相談・介護・教育・医療・福祉などの分野にまたがっています。

    ◆ 主な職種の例

    • 福祉領域:介護福祉士社会福祉士、精神保健福祉士、ケースワーカー、保育士など

    • 医療領域:医師、看護師、臨床心理士、公認心理師、作業療法士、理学療法士など

    • 教育領域:学校教員、特別支援教育の先生、スクールカウンセラーなど

    ◆ 特徴

    • 相手の「困りごと」や「課題」を一緒に考え、解決に導く

    • 専門知識(医学・心理学・福祉制度など)と実践力が必要

    • 人間関係の構築が中心 →「信頼関係」が支援の基盤

    • 感情労働(共感・気遣い・ストレス耐性)が大きな割合を占める


    対人援助職エッセンシャルワーカーの関係

    • 対人援助職の多く(医療・福祉・教育)は、同時にエッセンシャルワーカーでもある

    • ただし「対人援助職」は「人を支援すること」を専門性とする職業群

    • 「エッセンシャルワーカー」は「社会を維持するために必要な職業群」という社会的区分

    つまり…

    • 「対人援助職」は 専門職としての性質 を強調

    • 「エッセンシャルワーカー」は 社会における必要性 を強調

    という違いがあります。


    課題と展望

    • 待遇の改善:社会的に重要視される一方、低賃金・人手不足が深刻

    • メンタルケア:ストレス・燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐ仕組みが必要

    • 社会的評価の向上:単なる「支援者」ではなく、専門性を持つ職業として尊重されるべき

    • DXやAIの導入:単純業務は機械化し、人間ならではの「共感」や「関係構築」に集中できる環境整備が進むと期待


    いかがでしたでしょうか?

    次回は福祉道の心得の2つ目「エッセンシャルワーカーである」について深掘ってお話ししていきます。それぞれの奥義を体得することで人間力が抜群に上がります。日常生活でも活かせますのでぜひお試しあれ!

    (さらに…)
  • 福祉道の心得 

    福祉道の心得 

    はじめまして、赤嶺圭一朗と申します!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。


    今回は福祉道の心得についてお話しさせて頂きます。心得は以下の3つです。

    対人援助職である

    エッセンシャルワーカーである

    心技体の備わった人間力が大切である

    以上の3つの心得について順番にお話ししていきます。


    対人援助職である

    まず、福祉の仕事は対人援助職と呼ばれています。

    対人援助職とは、医療、福祉、教育などの分野で、悩みや問題を抱える人々を支援する専門職のことです。具体的には、医師、看護師、介護福祉士、保育士、教師、ソーシャルワーカー、カウンセラーなどが含まれます。これらの職種は、クライエントや利用者、患者、児童、生徒など、様々な人々が抱える困難や悩みに寄り添い、その人がより良い生活を送れるように支援します。

    職場の研修では「福祉職は対人援助の専門職である」という言葉がよく出てきました。これは介護福祉士や社会福祉士など何か特定の資格を持ってはじめて専門職となるというものでもなく、一人の人間や物事に対して様々な知見を駆使し、時には関係機関と連携(コミュニケーション)を図りながら、どれくらいの所感や見立てを精度高く挙げることができるかという姿勢となります。この多角的な視点を持つことで物事を立体的に捉え、洞察力(正確性)を高めていきます。


    エッセンシャルワーカーである

    そしてその中でも、エッセンシャルワーカーとも呼ばれています。

    エッセンシャルワーカー(Essential Worker)とは、医療、福祉、運送など、日常生活を維持するうえで「必要不可欠な(Essenntial)」仕事に従事する人を指します。この言葉は、コロナ禍で感染リスクを負いながら現場で働く人たちに対して敬意を込め、広く用いられるようになりました。エッセンシャルワーカーの働き方の特徴として、事務系の職種に就くホワイトカラーと比べて現場に立つことが多く、リモートワークにシフトしにくいことが挙げられます。

    そのようなお仕事でしたので、2021年に緊急事態宣言の際も私は変わらず電車で通勤をしていました。神奈川の主要都市でしたので、いつもは駅のホームには学生やサラリーマンなどが行き交い、電車も満員でした。しかし、宣言期間中は駅のホームも電車もガラガラで、まるで自分だけ違う世界に取り残されてしまったような虚無感がありました。ですが、利用者さんやそこご家族をはじめ、社会から求められている仕事という使命感があったからこそ、そのような最中でも続けてこれたのだと感じます。

    エッセンシャルワーカーは、マクロで見ると社会機能を維持させる仕事で、ミクロで見ると人間活動を維持させるために必要不可欠な最前線の仕事であり、だからこそ私はそこに人間力が求められると考えています。


    心技体の備わった人間力が大切である

    では、その人間力とは何かというと心技体の備わりといえます。福祉職はこの心技体を整えた状態で臨んでいくことが求められる仕事だと考えます。

    「心技体」とは、心、技、体の3つの要素がバランスよく整ったとき、最大限のパフォーマンスを発揮できるという教訓です。主に武道やスポーツの世界で使われる言葉で、それぞれの要素は、精神力、技術、体力に対応します。


    以上、今回は福祉道の3つの心得についてお話ししてきました。

    次回は福祉道の心得の1つ目「対人援助職である」について深掘ってお話ししていきます。日常生活においても応用出来ますのでぜひお試しあれ!

    (さらに…)
  • 自己紹介

    自己紹介

    はじめまして、赤嶺圭一朗です!

    この度、対人援助を学べるブログ「福祉道」を開設しました。

    まず初回は、私の経歴とともに人物像のイメージに繋がればとの思いで自己紹介を書かせて頂きます。

    1996年2月28日に沖縄県で生まれました。沖縄市にある山内(やまうち)という地域で育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

    山内保育園、山内幼稚園、山内小学校、山内中学校と山内にどっぷり浸かり、宜野湾市にある普天間高校へ入学しました。

    小学生の時は書道、剣道、サッカーに打ち込み、サッカーは高校2年の終わり頃まで続けていました。文字通りのサッカー少年でした。また高校生の時から歌、ギター、バンド活動、曲作りも始めました。

    高校卒業後は両親はじめ多くの方々の協力のもと上京し、東京都品川区にある立正大学文学部哲学科に入学し、一人暮らしをしながら大学に通っていました。4年次には哲学科の田坂さつき先生のゼミで生命倫理という分野の研究をしていました。田坂先生にはギリシャ哲学や古代ギリシャ語でもお世話になりました。

    生命倫理とは、生命科学や医療の発展に伴う倫理的な問題を扱う学問分野です。具体的には、生命の始まりから終わりまで、医療や科学技術が人間の生命にどのように関わるべきかを、哲学、法学、社会学など様々な分野の視点から考察します。

    ゼミの中では、国家指定難病にもなっているALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さんや、重症心身障害児(者)の方々と接する機会を頂きました。ALSの中で、れいわ新選組所属の元参議院議員である舩後靖彦さんが著名ですが、ゼミの活動で政界に出られる前の舩後さんのご自宅に訪問し研究を通じて対話させて頂く機会がありました。お互いギター好きなので今でもたまに交流しています。

    ※筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは、体を動かすのに必要な筋肉が徐々にやせていき、力が入らなくなる病気です。

    ※重症心身障害児(者)とは 重症心身障害→重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態を重症 心身障害といい、その状態にある子どもを重症心身障害児、さらに成人した 人を含めて「重症心身障害児(者)」と呼びます。

    また、大学3年次には田坂先生の計らいもあり、横浜市にある社会福祉法人訪問の家の生活介護事業所「朋第2」にギター演奏のボランティアとして行きました。音楽を通じてさらにご縁があり、大学4年次にアルバイトとして1年、新卒の常勤として8年、合計で約10年間携わりました。朋第2での活動は朋第2の公式Instagramアカウントにアップされていますのでぜひそちらの投稿も見て頂けたらと嬉しいです。

    ※音楽の話は別の記事でお話ししたいと思います。

    その間、主に重度の知的障害ゆえに行動障害を伴う方々の支援に携わる機会が多くありました。行動障害はその特性ゆえに周囲から誤解されやすく虐待に繋がる可能性もあるため、現場で多くのことを感じ、考え、学ぶことが出来ました。

    成功体験から失敗体験まで、そこで得た支援の知識とノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

    次回の記事は「福祉道の心得」です!

    (さらに…)