福祉道の心得②「エッセンシャルワーカーである」

はじめまして、赤嶺圭一朗です!

ようこそ、福祉を学ぶバーチャル道場へ!

私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。そこで培った経験から福祉の知識と支援のノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

福祉道の心得は以下の3つです。

対人援助職である

②エッセンシャルワーカーである

③ 心技体の備わった人間力が大切である

※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。


そして今回は、福祉道の心得の2つ目「エッセンシャルワーカーである」について詳しくお話しをしていきます。

エッセンシャルワーカーとは

「エッセンシャルワーカー」とは、社会の基盤を支えるために なくてはならない仕事 に従事する人たちを指します。特に 新型コロナウイルスの流行時(2020年以降) に注目された概念で、社会が危機にあっても継続が求められる職種を意味します。

◆ 主な職種の例として以下が挙げられます。

• 医療・福祉:医師、看護師、介護職員、福祉職員など

• 生活インフラ:電気・水道・ガス・通信の維持に関わる職員

• 運輸・物流:配送ドライバー、郵便配達員、鉄道やバスの運転士など

• 小売・飲食:スーパーやコンビニの店員、食品を扱う工場や流通関係

• 公共サービス:ごみ収集員、警察官、消防士など

◆ 特徴

• 「社会を止めない」ために不可欠な職種

• 多くは人と人が直接かかわる仕事

• 低賃金・労働過重が問題視されることも多い

• 社会的には感謝されやすいが、待遇改善が課題


対人援助職とエッセンシャルワーカーの関係

• 対人援助職の多く(医療・福祉・教育)は、同時にエッセンシャルワーカーでもある

• ただし「対人援助職」は「人を支援すること」を専門性とする職業群

• 「エッセンシャルワーカー」は「社会を維持するために必要な職業群」という社会的区分

 つまり、

• 「対人援助職」は 専門職としての性質 を強調

• 「エッセンシャルワーカー」は 社会における必要性 を強調

という違いがあります。


課題と展望

• 待遇の改善:社会的に重要視される一方、低賃金・人手不足が深刻

• メンタルケア:ストレス・燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐ仕組みが必要

• 社会的評価の向上:単なる「支援者」ではなく、専門性を持つ職業として尊重されるべき

• DXやAIの導入:単純業務は機械化し、人間ならではの「共感」や「関係構築」に集中できる環境整備が進むと期待


いかがでしたでしょうか?

次回は福祉道の心得の3つ目「心技体の備わった人間力が大切である」について深掘ってお話ししていきます。それぞれの奥義を体得することで利用者さんやご家族からは信頼され、そして、周囲から一目置かれる存在となれます。さらには、日常生活において全ての人に応用出来ますのでぜひお試しあれ!