福祉道の心得①「対人援助職である」

はじめまして、赤嶺圭一朗です!

ようこそ、福祉を学ぶバーチャル道場へ!

私は沖縄県で生ま育ち、幼少の頃から自然豊かな土地で過ごしました。沖縄は自然豊かで人も温かい場所なのでぜひ行ってみて頂きたいです。

また、高校卒業後に上京し、大学在学中から重症心身障害児(者)と呼ばれる重度の知的障害および重度の肢体不自由が重複している状態にある方々の支援に約10年間携わっていました。そこで培った経験から福祉の知識と支援のノウハウを独自の視点を交えて分かりやすくお伝え出来ればと思います。

詳しい自己紹介はこちらの記事に書きましたので読んで頂ければと思います。

福祉道の心得は以下の3つです。

①対人援助職である

②エッセンシャルワーカーである

③ 心技体の備わった人間力が大切である

※福祉道の心得の概要はこちらの記事にまとめていますので合わせて読んで頂けたらと思います。


そして今回は、福祉道の心得の1つ目「対人援助職である」について詳しくお話しをしていきます。

対人援助職とは

「対人援助職」とは、人と直接かかわりながら、その人の生活や心身の問題を解決・支援する職業の総称です。

「人を支えること」そのものが専門性であり、相談・介護・教育・医療・福祉などの分野にまたがっています。

◆ 主な職種の例

• 福祉領域:介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、ケースワーカー、保育士など

• 医療領域:医師、看護師、臨床心理士、公認心理師、作業療法士、理学療法士など

• 教育領域:学校教員、特別支援教育の先生、スクールカウンセラーなど

◆ 特徴

• 相手の「困りごと」や「課題」を一緒に考え、解決に導く

• 専門知識(医学・心理学・福祉制度など)と実践力が必要

• 人間関係の構築が中心 →「信頼関係」が支援の基盤

• 感情労働(共感・気遣い・ストレス耐性)が大きな割合を占める


対人援助職とエッセンシャルワーカーの関係

• 対人援助職の多く(医療・福祉・教育)は、同時にエッセンシャルワーカーでもある

• ただし「対人援助職」は「人を支援すること」を専門性とする職業群

• 「エッセンシャルワーカー」は「社会を維持するために必要な職業群」という社会的区分

つまり…

• 「対人援助職」は 専門職としての性質 を強調

• 「エッセンシャルワーカー」は 社会における必要性 を強調

という違いがあります。


課題と展望

• 待遇の改善:社会的に重要視される一方、低賃金・人手不足が深刻

• メンタルケア:ストレス・燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐ仕組みが必要

• 社会的評価の向上:単なる「支援者」ではなく、専門性を持つ職業として尊重されるべき

• DXやAIの導入:単純業務は機械化し、人間ならではの「共感」や「関係構築」に集中できる環境整備が進むと期待


いかがでしたでしょうか?

次回は福祉道の心得の2つ目「エッセンシャルワーカーである」について深掘ってお話ししていきます。それぞれの奥義を体得することで利用者さんやご家族からは信頼され、そして、周囲から一目置かれる存在となれます。さらには、日常生活において全ての人に応用出来ますのでぜひお試しあれ!